0.1歳児クラスでは、4月から比べ色々な玩具やお友だち、保育士と過ごしていく中で「おはよう」と自分からドアを開け、入ってくる子が増えてきて笑顔で保護者と離れる姿が多くみられるようになってきました。
そんな中、泣いて登園して来たAちゃん。お母さんと離れるのが嫌でお部屋に入れずにいました。
歌うことも大好きで、保育士が迎えに行き話しをしたり、大好きな歌を歌ったり、抱っこで迎え入れようとしましたが、いつもと違いこの日は、お母さんの洋服をぎゅっと掴みなかなか離れられずにいました。
その様子を見ていた子どもたち。遊びをやめ、どうしたのかな?と心配してAちゃんの近くに集まり顔を覗き込んだり、声をかけてくれる姿がありました。
するとBくんが泣いているAちゃんの近くに来て様子を見た後、おもちゃの置いてある棚の方へ…戻ってくるとペンギンのぬいぐるみを手にして、無言でAちゃんに渡そうとしていました。
Aちゃんはそのぬいぐるみを直接は受け取りませんでしたが、そのペンギンのぬいぐるみを見たあと、少し気持ちが切り替わったのか、自分からお母さんのもとを離れて、お部屋の中のお気に入りの別のペンギンの置いてあるおもちゃの棚へ向かっていきました。 ペンギンを手に取り顔を見ると、にこ~っと笑顔に♡
ペンギンは、ペンギンでもちょっと別のものでしたが、Bくんは、Aちゃんが普段からペンギンのおもちゃがお気に入りで大事に持っているということを見て、覚えていたようです。
まだまだ個々に遊ぶ事も多い年齢ですが、同じ空間で遊んでいる中でも、お友だちが遊んでいる姿をじっと見たり、泣いてる姿を気にしたり、小さいながらも、相手の気持ちを感じようとする気持ちが育っているということにとてもうれしくなりました。
これからも、お友だちを思う優しい気持ちを大切に、日々の関わりに目を向けていきたいと思います。
保育士M.Y