新年度が始まり2ヶ月目に入りました。
2歳クラスから3歳クラスに進級した子どもたちは、お兄さんやお姉さんたちと一緒に生活して行く中で、少しずつ新しいお部屋やお友だち、先生たちにも慣れ遊びを見つけ楽しんで過ごしています。
345歳クラスでは、みんな一緒にお部屋や外で遊ぶ日もありますが、お部屋か園庭、散歩か園庭など、その日の遊びを自分で選択して遊ぶようにしています。
4歳5歳の子どもたちは、何度も選んでいくたびに自分でこっちにする!と決めたり、「◯◯ちゃんと一緒に遊びたいから、◯◯ちゃんが来てから決める!」と遊びたいお友だちと決める!などそれぞれ子どもたちなりに考えて選ぶ姿があります。
ある日の朝、「今日はお部屋か園庭で遊べるけどどっちにする?」と保育者が登園してきた子どもたちに声をかけていました。
何人かすぐに自分のマークのついたマグネットを持ち「こっちにする〜」と選びはじめましたが、3歳のお友だちで選びに来ない子もいました。すると5歳のAちゃんが「これだけじゃ分からないのかな?」と言ってその場から離れました。
どうするのかな?と見ていると、紙とあいうえお表を持ってきて何やら書きはじめました。
「◯の字はどれ?」と分からない文字は保育者に聞きながら一文字ずつ一生懸命書いていました。
書き終えると、選択するボードの横に紙を貼りその場に立って「今日は園庭かお部屋で遊べるよ!どっちにする?」と1人ひとりに声をかけはじめました。
保育者がいない時もずっと、ボードの前に立ちお友だちが来るたび選び方を伝えてくれました。
みんながきて選び終えると満足した表情をしていました。
年長組になり、年下の子に色々と教えてあげようと声をかけてくれたり、見て分かるように表示を作ってくれたりと、どうやったらお友だちが分かりやすいのか相手のことを考えて試行錯誤して関わる姿があります。
保育者、大人から知らせて行くこともありますが、子どもたちの中で色々と学んで行くことも沢山あるなぁと見ていて嬉しくなります。
保育士M.Y