4月の入園から半年が経とうとしています。保育士からしてみればあっという間。子どもたちにとっては実りある半年だったのではないでしょうか。
入園当初は泣いて保護者の方と離れることを拒んでいた子どもたちですが、最近では、「おいでー」とお友だちを迎え入れてくれたり、「〇〇ちゃんきたね」とお友だちの登園を喜ぶ姿が見られるようになってきました。
そんな1歳児クラスでのある日、Aくんが保育士の元へ「これよむー」と絵本を持ってくる場面がありました。しばらく2人で絵本を見ていましたが、そこにBちゃんもやって来て、Aくんの隣へ静かに座り、絵本へと手を伸ばす姿が。“自分のもの”と言う概念がわかってきたり”お友だちのものがほしい”とお友だちに関心を持ったからこそ芽生えた気持ちを知って来た子どもたち。取られまいとトラブルになってしまうかな…?と感じていた保育士でしたが、Aくんからは「いっしょにみよ?」と言う言葉が。その後、2人で絵本を覗き込んでいました。
お友だちと一緒に過ごす中で、楽しい、悔しい、悲しい、嬉しいとたくさんの感情に触れ始める時期。そのため毎日のように気持ちをぶつけ合う場面もありますが、徐々に空間だけでなく、物を共有する経験もしているようです。”一緒”が楽しい、面白いと感じてくれるようになるのが楽しみですね!
保育士M.H