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2023年 10月

給食の先生、喜ぶかな?

2023/10/25

好き嫌いが少しずつ出てくる2歳児クラスでは、ご飯を食べる前に「これは食べられる?」「食べたくないのある?」と子ども達とのやり取りを大切にしながら、子どもが苦手だと思ったり「食べたくない」と言ったものは減らすなど工夫をしています。中でも、野菜が苦手な子は多く、減らしたとしても残す子はいます。大人でも苦手な食べ物はあるので、子どもにも苦手なものはあって当然…なので、食べたくないときに無理強いはもちろんしません。ですが、「食べたらご飯を作ってくれた先生喜ぶかもしれないね」「残したら給食の先生悲しくなっちゃうかな?」と作ってくれた人がいることや、その人たちの思いを伝えたり、「少しだけでも食べられたらもっと大きくなれるかな?」と子ども達が「食べたい!」と思えるような声掛けをしています。それでもどうしても食べたくないときは、「次は食べられるようになるといいね」と次に繋がる声掛けも意識しています。

そんなある日の2歳児クラスでの食事中、主菜(豚肉と大根のあんかけとじ)に入っていた大根を食べたくないから減らしたい、と言ったAちゃん。「1個だけ置いておくから、食べられそうだったら食べてみてね?」と伝えて、1個だけ残してみました。ご飯を次々と食べ、後半に豚肉少しと大根だけが残りました。「Aちゃん、大根どうする?」と聞くと、「…大根さん食べたら、ご飯の先生嬉しい?」と聞いてきたので、「うん、すごく嬉しいよ!」と伝えました。すると、「じゃあ食べられる」と言って豚肉と一緒に大根を口に入れたのです!飲み込んだあと、「Aちゃんすごいね!食べられたね!」とたくさん褒めると、「ご飯の先生嬉しいね」と笑顔を浮かべたあと、完食して空になったお皿を見て「ピカピカになったよ!」と完食できた達成感にさらに喜んでいました!

少しずつ物事を理解し始めている2歳児だからこそ、作ってくれた人がいることや、食べられたとき、残したときにその人たちや食材がどんな気持ちになるかを伝えることはすごく大切だな、と改めて気付くことが出来ました。また、Aちゃんのように苦手なものを食べられたときの嬉しかった体験が積み重なって、自信に津ながら、少しずつでも食べられるものが増えて行ったらいいな、と感じた出来事でした。

 

保育士A・Y

え・が・お

2023/10/18

食欲の秋ですね!

食べることが大好きな1歳児クラスの子どもたち。

毎月栄養士さんがクラスにやってきてフルーツカットを見せてくれます。

先日は梨の皮むきを目の前で見せてもらいました。

良い香りがしてくるのでついついたら〜っとよだれが垂れてしまっている子も(笑)

梨が苦手だった子がいたのですが、この日の体験から給食で梨が出ると食べられるようになりました!

やっぱり実際に見たり触れたりすることで食べる意欲や興味に繋がっているなぁと子どもたちの姿から感じます。

 

そして食べることが大好きな子どもたちは、給食やおやつの時に自然と手を合わせて『いただきます』をしています。

保育士が手を合わせるよう教えたわけではありません。

まだ言葉の話せない子どもたちが、食べる楽しみや嬉しさを手を合わせて表現しているのかもしれません。

↑ お皿は空ですがコップの中におかわりの牛乳が入っています。

おかわりまで律儀にご挨拶する子も。

 

 

食事やおやつの時間、無心で食べることに集中している子もいれば、お友だちや保育士にかわいい笑顔を見せてくれる子もいます。

「おいしいねー」と言う子もいれば、笑って嬉しさや楽しさを伝えてくれる子もいます。

みんなで食べるとおいしさも倍増するのかもしれませんね。

毎日こんな風に嬉しそうな笑顔が見られるので、私の中で忙しい時間の中のちょっとした癒しの時間になっているかもしれません。

 

 

そんな子どもたちの笑顔の為に、新任保育士も大奮闘!

園庭にトンボがやってきて子どもたちが「トンボ!」「トンボ!」と興味津々で見ていました。

トンボは高いところにいて中々捕まえられず…。

そして新任保育士はあまり虫が得意ではなく…。

 

別の日、園庭でトンボを捕まえて子どもたちに見せていてビックリしました!

「虫苦手なのにどうしたの?!」と聞かずにはいられませんでした。

すると返ってきたのは

「子どもたちが喜ぶかなーと思って!」

と嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

子どもたちの笑顔の為に苦手な虫も克服?!してしまったようです。

 

子どもだけでなく、保育士にも笑顔が見られる毎日。

笑顔の連鎖がこれからもずっと続いていくといいなぁと感じます。

 

保育士 Y.S

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

できた!のよろこび

2023/10/04

0歳の子たちが入園してから半年が経とうとしています。4月から思い返してみると、様々な面での成長がありました。入園当初は、腹ばいやお座りなどまだ自分でいきたいところへの移動が難しかった0歳の子たちですが、今でははいはいやつかまり立ち、歩いて自分の気になるところへ行き、遊ぶ姿があります。遊戯室でも、階段状の巧技台の上をすたすたとはいはいや歩きで登っていき、手をあげて「あー!」と声をだし、(みてみて、ここまでのぼれたよ!)というような嬉しそうな笑顔を見せてくれます。最近では、肋木(体育館にあった木の棒の用具です)に登る子も!体の使い方も器用になり、以前に比べ自由に体を思い思いに動かして遊ぶことができるようになりました。

また、手や手先を使うのも器用になり遊びや園での生活の中でその成長を見ることができ嬉しく思います。

遊びでは、例えばキャップ落としやバックルつなぎがはじめは口に入れたり、手で持っているだけだったのが、自分で穴の中にすっと入れて落とせるように。バックルも凹凸を嚙合わせるのがうまくいきませんでしたが、保育士やひよこ組(1歳児)の子たちのやり方を見て、凹凸がうまくかみ合うように手先をうまく調整する中で見事にはめることに成功!一度成功すると嬉しいようで長い間取り組む姿も見られました。園庭遊びでも、シャベルを器用に使ってカップに砂を入れて遊ぶ姿も見られます。

ごはんも最初は、食べさせてもらっていたのが、少しずつ指の動かし方も自由になり、自分で食材を掴み口に運べるようになりました。またスプーンにも興味を持ちはじめると、自分で食材をスプーンにのせて食べようとする姿も。スプーンに何かをのせて口元まで運ぶ動きは遊びの中でも用いられており、遊びと実際の食べるという動きで練習しているのだなと日々の保育の中で感じたところでした。

少しずつ体の動かし方だったり、自分たちで出来ることがたくさん増えてきました。これからの子どもたちの“できた!”という気持ちをひとつひとつ大切しながら、その嬉しい思いに寄り添いながら成長を見守っていければと思います。

保育士N.S

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