先日、江戸川区が主催した乳児保育の研修を受けてきました。そこで、食事の介助についての話がありました。嫌いなものを無理に食べても何の栄養にもならず、「おいしい!」と感じると成長ホルモンが分泌されるのだそうです。
私が担当する一時保育は7ヶ月以上の子が利用できるので、離乳食の子から大人と同じものを食べる子までと幅があります。離乳食やまだ食べていない食材がある子には、子どものスプーンとは別に保育士が介助するための介助スプーンが付いてきます。研修で感じたのは、介助し過ぎないように見守ろうということ。まだお話のできない小さい子も、食事の進み具合、仕草や表情で、「もっと欲しいんだ」「もう要らないんだ」と表していますよね。
一時保育を利用したいと面談にいらしたお母さん。「うちの子は少食で、大人からしか食べないんです。」そのお子さん(2歳)の初めての給食。目の前に給食が置かれても、やはり自分からは食べ出しません。スプーンの使い方が分からないのだろうか?私はAちゃんの手に自分の手を添えてスプーンで口に運びました。2口目からは私の手を離しました。すると、自分でスプーンですくって食べ、その後も私が手出しせずに食べたのです!お迎えにいらした保護者に自分で食べたことを報告すると、驚かれていました。もしかすると、お家では甘えもあってやってほしいのかもしれないですね。
園の給食を楽しみにしている子も。「ご飯ができたみたいだけど、食べる?」と聞くと、「食べる!」とすぐさま支度をし、椅子に座って待っています。苦手で食べられないものがあっても強要せず、好きなものをおいしく食べ、楽しい時間にしてほしい。
「おいしい!おかわり!」子どもの笑顔が一番です!
保育士 N.W