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2020年 8月

手洗い・うがいを通して子どもたちが感染予防について考える

2020/08/26

今年は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、国からの不要不急外出自粛要請・登園自粛・ソーシャルディスタンス・マスク着用など新しい生活様式になりました。

園でも新しい生活様式になり、昨年と比べ子どもたちも、自宅で保護者の皆様と過ごす時間が増え、テレビなどのメディアや普段の大人の会話等から手洗い・うがい・マスク着用が感染予防につながることを理解する機会が増えてきました。

毎日生活する中で、感染予防のために今まで以上に、手洗い・うがいをしっかり行い園内消毒を行っている回りの大人たちを見て子ども自身が、考える機会が出来たのではないでしょうか。

また今年度は、夏に流行する病気であるヘルパンギーナ・プール熱(咽頭結膜熱)・手足口病等の感染症は、現在のところ報告は、ありませんでした。これは、日頃より子どもたちが心掛けている手洗い・うがいの効用ではないかと思っています。

現在保護者の皆様の協力のもと、0歳児を含め全園児登園時から手洗いを実施して頂いています。

1歳児のお友だちもトイレに行った後は、自分からすすんで手洗い場に行って手を洗っている姿が見られ、職員に褒められると、得意そうな笑顔になり、微笑ましい姿も見せてくれます。幼児クラスのお友だちも外遊びから帰ってきて、手洗いをうっかり忘れそうになったり、マスクを着け忘れそうになっていると、お友だち同士で優しく教えてあげている姿も見られて頼もしい限りです。これらの姿は園で実践している異年齢保育の成果で、大人の力を借りず子どもたち同士が助け合い自分の命と他人の命を守る意識が身についてきているのだと思います。

これからも予防策の習慣づけで新型コロナウイルスという病気を通じて、子どもたちが病気をうつさない、うつされないために、子どもたち自身で出来ること自分の命を自分で守る方法を再確認して意識を持つことに繋げていってほしいと思います。

看護師

 

優しい心

2020/08/19

異年齢児クラスでは、ペーパークラフトで作る車が大人気です。
¨自分で作って組み立てる¨ことが前提なので、まだ難しい3歳児Mくんはペーパークラフト得意の5歳児Kくんに「つくって」とお願いして作ってもらう事にしました。
手際よく線に沿って切り組み立てていくKくん。完成の一歩手前まで作ってMくんに手渡します。セロテープを貼って固定したら完成です。
でもMくんには片手で車を押さえながらテープを貼るのは難しい様子で上手く出来ません。それを見守っていたKくんに再度組み立ててもらうもやっぱりダメ…。
困っていたMくんに声をかけたのは、5歳児Hくん。
「できないの?やってあげるよ」と、テープを上手く貼れないでいるMくんに代わって完成させてくれるみたいです。
それを見ていた先程のKくん。
Kくん「じぶんでやるんだよ」
Hくん「だってできないんだもん、しょうがないよ」と言い、「これでいい?」と完成させてくれました。
自分で作る喜びや楽しさを味わって欲しい、という思いからか途中まで手伝ってくれたKくん。
出来ない所を補ってくれたら嬉しい、という思いからか完成させてくれたHくん。
どちらも優しい心を持っています。
大人社会と同様に子どもたちの中にも色々な個性の子がいますが、2人に共通した【困った人を助けたい】という思い。
この気持ちを持ったまま子どもたちが成長していけるよう、私達保育士も関わっていこうとあらためて思うエピソードでした。

保育士 M.I

お友だちの名前

2020/08/12

お友だちとの関わりも少しずつ増えてきたひよこ組のお友だち。

時には喧嘩をしてしまうこともありますが、お友だちの事が気になるようです。

ほし・ひよこ組のお部屋には、子ども達のマークと顔写真の本があり、みんなその本が大好きでよく見ていたり自分の写真を見つけ嬉しそうにしています。

 

よく保育士に読んで!と本を持って来て、「○○ちゃんはどこかな?」と保育士が問いかけると周りをキョロキョロ見回して探してくれます。

見つけると「あ!いた!」と嬉しそうに指をさしていたり、その子の側まで行ってここにいたよ!と教えようとする子も。

いつの間にか保育士や大人のやり取りを見てお友だちの名前を覚えたようです。

 

また歌で「○○ちゃんは、○○ちゃんはどこでしょう~?」と保育士が歌うと一緒に歌をうたうお友だちや、身体を揺らしてリズムをとる姿も。

その姿が可愛らしく、つい何度も歌ってしまいます。

絵本の影響もあるのか少しずつお友だちの名前を覚えている子もおり、時折子ども同士で名前を呼び合う場面も。

時には玩具の取り合いで「○○ちゃんが~!」と子ども達なりに言葉にして伝えようとすることもあります。

まだ自分の気持ちを上手く表現できない子が多いです。でも、自分なりに表現しようと保育士の問いかけに頷いて答えようとする子もいます。そういった子ども達の伝えようとする気持ちを保育士が受け止め、代弁をして子ども同士がコミュニケーションを取れるように子どもと同じ目線で伝えています。

 

保育士 A.N

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